安芸門徒とは

  • <安芸門徒とは>
  • 西本願寺を本山とする浄土真宗の信者は全国に多く、安芸門徒、北陸門徒、尾張門徒、紀州門徒、石州門徒などと呼称されています。「安芸門徒」は、現在の広島県の西部地方、「安芸の国」の浄土真宗門徒のことで、全国的に有名です。
    毛利元就が勢力を伸ばしたのは背景に安芸門徒の力があったからだとされています。織田信長は現在の大阪城の場所にあった浄土真宗の「石山本願寺」を攻めました。11年かけても攻め落とせませんでした。それは安芸門徒が兵糧などの後方支援をしたからです…。
    安芸門徒は織田信長の攻勢に立ち向かい、江戸時代には浄土真宗の正当な教えを守る行動を起こし、明治維新時には廃仏毀釈や西欧化策によるキリスト教の浸透に立ち上がるなど、危機感を感じた節目に結束して行動を起こしています。

  • <浄土真宗 安芸門徒の会成立ち>
  • 人間は地球上で唯一合掌の出来る生物ですが、合掌の心の感謝と謙虚さが薄らいでいる昨今ではないでしょうか。
    痛ましい出来事が多く起こり、いのちとこころの叫び声が日々聞こえてきます。その叫びに応え、仏教の説くいのちの救いの素晴しさを伝えるべく、広島県(安芸)を中心とした浄土真宗の僧侶や門信徒の賛同者により、2006年の春に「浄土真宗安芸門徒の会」を設立しました。安芸門徒は今なにをなすべきなのか。この問いに自問自答する有志の方々と種々模索し、私たちが生活の中で多く使っている仏教用語を、毎回冗談を交えながら分かりやすく明るく伝えていくラジオ放送「ことばの道しるべ」を始めました。

    仏教の生きる拠り所となる心を伝え、こころ豊かな社会をめざす。そして命の救いと癒しをめざし、合掌の心を大切にする明るい未来の道しるべとなるべく活動します。(2010.10現在 350名) 

浄土真宗とは

  • <浄土真宗とは>
  • 浄土真宗の本山は、京都にある西本願寺と東本願寺が有名です。このホームページは西本願寺(正式には浄土真宗本願寺派)に属します。西本願寺の系統寺院は全国に約1万あり、門徒数は約1千万人にのぼります。
    宗祖は親鸞聖人で、ご本尊は阿弥陀如来(南無阿弥陀仏)です。南無阿弥陀仏のみ教えを信じ、必ず仏にならせていただく身のしあわせを喜び、つねに報恩のおもいから世のため人のために生きることを教義としています。人生をいかに生き、いかに死すべきかを明らかにしていのちの救いを感じ、今をほがらかに生きることのできるのが南無阿弥陀仏のみ教えです。